クマネズミが媒介する病原菌や寄生虫

放置しておくと様々な病原体が増えるリスクも・・・

家屋にネズミが居る事は、ただ夜の騒音で寝られないなどだけではありません。時として、媒介している病原菌が危険となる事もありますので注意が必要です。

クマネズミが媒介している病原菌には、以下のようなものがあります。

  • サルモネラ菌
  • ペスト菌(ノミの体内)
  • 鼠咬症スピリルム・ストレプトバチルス
  • レプトスピラ菌

■サルモネラ菌

サルモネラ菌に感染するとサルモネラ症を発症し、嘔吐や下痢、高熱、胃腸障害などを引き起こし、最悪死に至る危険性があります。

感染源は、ネズミの排泄物となるのでフンなどを処理する際には、使い捨ての手袋着用などの対策も必要ですが、石けんだけでは、細菌類が落とせない事もあるので、消毒なども必要となります。

■ペスト菌

ペスト(菌)は、元々クマネズミに流行する病気ですが、ペスト菌を媒介するネズミを吸血したノミが人を吸血する事で感染するものです。
また、ヒトからヒトへは、感染者の血痰などに含まれる菌から感染する事もあるので注意が必要です。

現在は、抗生物質によって治療も可能となっているのですが、かつては、致死率の高い感染症としても恐れられていたものです。

■鼠咬症スピリルム・ストレプトバチルス

鼠咬症スピリルムおよび、ストレプトバチルスのいずれかが原因となる病気が鼠咬症(そこうしょう)です。

発症すると、傷口がただれたような潰瘍を引き起こし、付近に発疹が現れます。更に、39度以上の高熱、頭痛や悪寒、震えが起こるだけでなく、それを頻回する特徴があります。治療は、抗生物質の投与ですが、ワクチンや予防薬が無いので、万が一ネズミに咬まれたら、ただちに病院へ行くべきです。

■レプトスピラ菌

ネズミの排泄物を介して水や土壌を経て感染します。
感染は、ヒトにとどまらず家畜にも同じように感染する為、犬やハムスターは、感染すると急死に至るようです。

重傷になるとワイル病となりますが、初期感染では、最大3週間程度無症状の後、頭痛、発熱、悪感、筋肉痛、吐き気、下痢や腹痛などを引き起こすようになり、多臓器の機能が侵されるようになります。

予防ワクチンも一応あるようですが、不完全なものなので無い事と同じです。
治療は、抗生物質の投与を行う必要がありますが、症状が出たら直ちに病院へ行き、必要な処置を行って貰う必要があります。

他にも、E型肝炎、腎症候性出血熱、ハンタウイルス肺症候群など、危険をはらむ病気をネズミによって引き起こされるリスクがあるので、出来るだけ早い処置、ネズミを住まわせない環境作りが必要となるのではないでしょうか。